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2019年4月2日火曜日

第10回研究会のお知らせ

第10回研究会

山越 英嗣(早稲田大学人間科学学術院助教)
「「オアハカ人」とは誰か?―ロサンゼルスの同郷者会OROの祝祭イベントを事例に」

日時:2019年4月27日(土)13:00~
会場 :東方学会新館ビル会議室(千代田区西神田2-4-1)
https://www.google.com/maps/place/%E3%80%92101-0065+%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%83%BD%E5%8D%83%E4%BB%A3%E7%94%B0%E5%8C%BA%E8%A5%BF%E7%A5%9E%E7%94%B0%EF%BC%92%E4%B8%81%E7%9B%AE%EF%BC%94+%E6%9D%B1%E6%96%B9%E5%AD%B8%E6%9C%83%E6%96%B0%E9%A4%A8%EF%BC%B5%EF%BC%B2%E9%83%BD%E5%B8%82%E6%A9%9F%E6%A7%8B%E8%A5%BF%E7%A5%9E%E7%94%B0%EF%BC%92%E4%B8%81%E7%9B%AE%E5%B8%82%E8%A1%97%E5%9C%B0%E4%BD%8F%E5%AE%85/@35.6979109,139.7548286,20.75z/data=!4m12!1m6!3m5!1s0x0:0x69161c61639d5448!2z5LiA6Iis6LKh5ZyY5rOV5Lq65p2x5pa55a245pyD!8m2!3d35.697902!4d139.754845!3m4!1s0x60188c1508a23213:0x6592f006c4e4754c!8m2!3d35.6980931!4d139.754742?hl=ja
※これまでの会場とは異なります。東方学会裏手にある建物が会場となります。ヤマト運輸が目印です。

「「オアハカ人」とは誰か?―ロサンゼルスの同郷者会OROの祝祭イベントを事例に」
 本発表は、米国・カリフォルニアに居住する、メキシコ・オアハカからの先住民移民同郷者会の文化イベントを事例に、米国における多文化主義復権の手がかりを探る。多くの同郷者会では、親族がオアハカ出身であることの証明書を求め、血統や外見で「真正なオアハカ先住民アイデンティティ」を維持してきた。こうした態度は、排他的・閉鎖的であると批判されてきた。しかし、ロサンゼルスの同郷者会ORO(オアハカ地域組織)が実施する2018年の祝祭には、韓国系、ベネズエラ系、アフリカ系も参加していたことが現地調査でわかった。私は他のマイノリティとの連携は、近年のオアハカ先住民移民の減少と、二世・三世の相対的増加が関係しており、オアハカ先住民コミュニティは血統主義から「真正なオアハカ文化」を尊重することを条件に「非オアハカ人」にも門戸を広げる構築主義的なものへ変化しているという仮説を立てている。本発表では、これまでの調査の成果とともに、今後の研究の展望を示す。

※会議室使用料として3千円を出席者(学生除く)で分担いたします。
※参加人数把握のため、michinokai.2017@gmail.com(@を半角にして)に以下の内容をご返信ください。
1.研究会:参加の有・無
2.懇親会(同会場を予定):参加の有・無