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2019年7月22日月曜日

第12回研究会のお知らせ

第12回研究会

藤井 紘司(早稲田大学人間総合研究センター招聘研究員)
「根づきことばで編む――公害と物語りの近代」

日時:2019年9月28日(土)14:00~
会場 :東方学会ビル2F会議室(千代田区西神田2-4-1)
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会費:500円

根づきことばで編む――公害と物語りの近代
 近代以降、水俣に移り住んだ天草ナガレの多くは、地付きに比べると、貧しさのなかにあったものの、えびすの小祠を祭りながら不知火海の豊かさを生かしてきた。えび飯やたこ飯、ぶえん寿司、魚醤のいわしの塩辛など、不知火の海は“のさり”〔方言:天からの授かりもの〕をもたらすものであった。
 しかしながら、新日本窒素肥料㈱の工場排水により、海の水銀汚染が深刻化し、魚介類はもとより、漁民や鳥類、哺乳動物に甚大な被害をもたらした。メチル水銀化合物(有機水銀)による中毒性中枢神経系疾患。水俣病である。
 本発表では、水俣病患者の漁民がなにゆえに有機水銀すら“のさり”と語るのか、物語り論をふまえ探求していく。

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※参加人数把握のため、michinokai.2017@gmail.com(@を半角にして)に以下の内容をご返信ください。
1.研究会:参加の有・無
2.懇親会(同会場を予定):参加の